当院の治療法

脉診流経絡治療

当センターの治療は、脉診流経絡治療（みゃくしんりゅうけいらくちりょう）です。経絡治療は全身の氣血を整え、生命力強化を主眼とし体質改善をはかります。自己治癒力を高め病苦除去を目指す全身的な総合治療の東洋はり医療です。

東洋医学は陰陽説からなり、宇宙全体は陰陽から成り立っていて（例えば、太陽は陽、月は陰、男は陽、女は陰など）、人間は宇宙の特殊な存在ではなく、自然の中の一部としてとらえられています。

東洋医学は長い歴史を経て、陰陽のバランスを整えることにより、元気に生活でき、働ける心と体をつくること、また次に挙げる効用をめざしています。

東洋医学が目指す効用

当院は、東洋医療の基本、鍼とお灸による治療です。患者さんの脉を診ることで、治療法を決めます。人によって病名は同じでも脉状によって治療点（ツボ）が異なりますので、あなた自身の身体にあった治療を行います。

当院の方針として、氣持ちの良い治療を心がけています。氣持ちの良い治療は体をリラックスさせて最も治癒への近道であると考えるからです。

はりは痛くなく、お灸は知熱灸（温かくなったら取るおきゅう）と、ほんのすこしチクッとするゴマ粒くらいのお灸を体の状態に合わせて使い分けていきます。本当に氣持のいいものです。

本来東洋医療、はり灸は「未病を治す」ことが目標です。定期的にはり治療を継続することで、氣血を整え調整します。

リラックスさせ恒常性(体を一定に維持する機能。体温、血流量、血液成分、自律神経、内分泌線、精神のバランスなどを一定範囲に保つこと)を維持させ病氣になりにくい強い体にしていきます。

１．問診と治療方針の決定

まず、症状を聞かせてもらいます。脉やお腹を診ながら、身体の状態を把握し、東洋医学的診断により「証（あかし）」を導きて治療の方針を決定します。

２．症状にあわせ治療開始

３．脉や身体を確認して終了

最後に脉や身体を確認して終了になります。必要に応じてストレッチングなどを加えながら、正しい勢や身体の使い方の指導とアドバイスも好評です。

治療法について聞きたいことがあれば、お気軽にご相談ください。