現在位置:

腰椎椎間板ヘルニアの治療

2019年1月14日 症例別はり治療 [RSS][XML]

50代、男性の腰椎椎間板ヘルニア治療についてご紹介します。

症状:
この患者様は前にもヘルニアになっており、前回は病院に通院して治るのに1年ほどかかったそうで、ご本人は今回も治るまでに長くかかると思って覚悟されていました。
そこで半信半疑でしたが知人の紹介もあり、少しでも早く治ればと鍼治療を受診されたそうです。状態をお聞きすると、症状が出てから1か月ほどたっており、その間も症状はどんどん悪化しているとのこと。おしりから太もも、ふくらはぎ、足首あたりまで強い痛みがあり、仕事や動作に大変支障がある状態でした。

治療:治療開始から3週間くらいは仕事も痛みでつらそうでしたが、治療開始から1か月ころからは状態が良くなってきて、治療開始1か月半(治療11回)のころにはほとんど症状がなくなりました。その後、間隔をあけて数回様子を診ましたが、痛みや症状がないままなので、治療終了となりました。

痛みが良くなっても椎間板の状態が完全に良くなっているかはこちらでは確認することができませんので病名から考えて、しばらくは動作に気を付けるように患者様にお伝えさせていただきました。その後も問題がなかったのでよかったです。

感想

椎間板ヘルニアはすぐに治るというわけにはいきませんが、適切に治療をすると長引かずに治ることもあります。

この患者さんも最初は痛みが大変な状態でしたが、結果的には本人の予想よりずいぶんと早く回復しました。

椎間板ヘルニアを発症して日が浅い場合は、まずは1ヵ月しっかり治療すると良いほうに変わっていきますし、今回のように良くなりだすとどんどん早まる場合もあります。

発症してから1年、2年、数年と経過している場合でも経絡治療が適応しますのでどうぞご相談ください。

更新情報TOP