ギックリ腰の治療
鍼治療がはじめての70歳代、男性の治療についてご紹介します。
症状:
荷物をもったときに急に腰に強い痛みが出て来院。
ベッドで寝て横を向くのもやっと。
治療:治療回数は2回でほとんど良くなりました。あと数日無理をしないようにすればさらに良い状態になると診ましたので治療を終わりました。
ギックリ腰は状態によって治療回数は違いますが、ほとんどの場合数回で良くなります。
ギックリ腰など急に強い痛みが出た場合は、あまり痛くない治療の方が治りがいいです。
そのため当院では症状にあわせてなるべく痛くないはり治療をしております。
今回の患者様は初めての鍼灸治療でしたが、治療での痛みを感じることはありませんでした。
ギックリ腰のとき注意していただきたこと!
急な痛みの場合、痛いところをもみほぐしたりはしないでください。
ギックリ腰になったらまずは楽な姿勢で静かにしているほうが悪化を最小限にできます。グリグリ押したり、ほぐしたりと強い刺激を与えると痛みが緩和されたように感じますが、急な痛みは炎症などが考えられるので経過がかえって悪くなることがあります。
患者様からよく聞くのは痛くなった時に人にもんでもらったとか、いままでしていないのに急にストレッチなど曲げ伸ばしをしたとか聞くことがありますが、次の日の悪化の原因になっている可能性も考えられます。
ギックリ腰は非常に強い痛みですが治療を開始してから早めの回復が期待できます。
ギックリ腰の場合、早期の復帰、治癒ができるように努めております。